健康コラム 片頭痛と緊張型頭痛


頭痛の苦しさは本人にしかなかなか分からないもの。休みをとるまでとはいかなくとも、仕事や家事をするのがつらい、そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。頭痛にもいくつか種類があります。代表的なものが「片頭痛」「緊張型頭痛」です。この2つの大きな違いは、片頭痛は頭部の血管が拡がり炎症を起こして痛みが起こる頭痛で、緊張型頭痛は頭から首、肩にかけて、血流が滞ることによって、筋肉の中にたまる疲労物質が神経を刺激し痛みが出る頭痛です。では、この2つの頭痛はどうして起こるのでしょうか。


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片頭痛の特徴としては、女性に多く、こめかみの辺りが脈を打つのと合わせて痛み、ひどくなると頭全体に広がります。痛みがひどいと、吐き気、嘔吐を伴います。片頭痛はストレスやホルモンバランスの乱れ、食べ物がきっかけになっているのでは、と考えられており、個人差はありますが、赤ワイン、チョコレート、チーズ、ソーセージなどがその可能性があると言われています。また、ついつい寝すぎて頭が痛くなったという経験はありませんか?その原因は体がリラックスして血管が緩み、片頭痛が誘発される、という仕組みです。一方、睡眠不足でも片頭痛は起こります。休みの日だからといってリズムを崩さず、規則正しい生活を心掛ける事が大切だといえるでしょう。また、片頭痛の場合、血管の緩みが原因なので、血管を収縮させると言われているコーヒーや緑茶を飲むと和らぐことがあります。ただし、飲みすぎには注意しましょう。


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一方、緊張型頭痛ですが、肩こりを起こしやすい日本人に最も起こりやすいタイプの頭痛で、後頭部から首筋にかけて痛みがいつとなく始まり、だらだらと続きます。原因としては、長時間同じ姿勢でパソコンをしていたり、精神的なストレスを抱えていたり、などです。また、枕の高さは大丈夫ですか?高さが合わないと肩こりがひどくなり、頭痛につながります。緊張型頭痛の場合、入浴することによって血管の緊張がほぐれ、頭痛が和らぐこともあります。


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血管の緩みと緊張、全く逆の作用によって起こる頭痛、あなたの頭痛はどっちのタイプでしょうか?


その他の頭痛

冷たい飲み物を急に飲んだら、頭がキンキンと痛くなったことはありませんか?これは誰にでも起こりうる、生体反応としての害のない頭痛です。また、運動をした後に起こる頭痛もあります。労作性頭痛と言って、片頭痛とは種類は異なりますが、血管が拡張することによって起こる頭痛なので似ています。他に、眼鏡やコンタクトレンズを新しく作り変えると、慣れるまで頭が痛くなる場合があります。目が、以前と同じように見えるよう自然と筋肉を使って微調整するため、その疲れが緊張型頭痛を引き起こしてしまいます。気になる方は、専門家に相談しましょう。かなり強烈な痛みで、目の奥をえぐられるような頭痛を感じたことはありますか?それは、群発頭痛と呼ばれるものかもしれません。原因ははっきりとは分かっていませんが、発作中に目の後ろ辺りにある太い血管が腫れ上がり神経を刺激します。ひどくならないうちに、専門医に見てもらいましょう。最も注意したい頭痛として、命にかかわる怖い頭痛もあります。かなづちで殴られたような突然で強烈な頭の痛み、ぼんやりする、手足が動きにくくなる、舌がもつれる、視力が低下するなどの症状を伴う場合は、脳腫瘍、くも膜下出血、脳梗塞などの病気の可能性があります。普段から、慢性的な頭痛で悩んでいる方は、このような重大な病気に気がつかず、我慢しがちです。少しでもおかしいと感じたら、我慢せず、必ず専門のお医者様に見てもらいましょう。

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