意外と知らない「石鹸(せっけん)」の知識!
現在、様々な種類の石鹸(せっけん)が販売されています。皆さんはどんな基準で自分の石鹸(せっけん)を選んでいますか?
そこで知っていて損はない!石鹸(せっけん)の豆知識をご紹介します!!知識を持った上で商品を選んでみてはいかがでしょうか?
石鹸のはじまり
一説では人類初の石鹸(せっけん)は、1万年前にできたと言われています。 肉を火であぶっているとき、したたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石鹸のようなものができたのが始まりだそうです。 またある一説では石鹸は紀元前3000年頃、今から5000年前にできたと言われています。 古代ローマ時代の初めごろ、サポーという丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習がありました。この羊を火であぶっているとき、したたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石鹸のようなものができたのだそうです。これが真実だとしたら宗教的儀式がもたらした、思いがけない発見ですね。
説は様々ありますが、やはり肉を焼いている時に偶然できたというのが石鹸(せっけん)の始まりなのではないでしょうか? できた当時石鹸がしみ込んだ土は汚れを落とす不思議な土とされていました。 この時はまだ現代の石鹸(せっけん)とは程遠い形で存在したのです。
石鹸製造の歴史
偶然からうまれた石鹸!そんな石鹸(せっけん)の本格的な製造の始まりは、エスパニア(現在のスペイン)やイタリアで始まりました。
8世紀ごろには家内工業として定着し、専門の石鹸(せっけん)職人も生まれていたようです。このころの石鹸(せっけん)は動物性脂肪と木灰から作った「軟石鹸」と呼ばれる軟らかい石鹸(せっけん)で、かなり臭いものだったようですよ。
12世紀ごろになると地中海沿岸のオリーブ油と海藻灰を原料とした「硬石鹸」が工業的に作られるようになり、18世紀に入るとアルカリの需要が増えてきて、海藻や木から灰を作るだけでは追いつかなくなってきましたが1791年にフランス人科学者ルブランがアルカリ剤の合成に成功します。
1861年に重曹を作れるアンモニアソーダ法が発明されて、1890年には電解ソーダ法がドイツで工業化され石鹸(せっけん)が安く大量に作れるようになり、ここから庶民も気軽に石鹸(せっけん)を使い始め衛生状態が良くなっていったそうですよ。
日本と石鹸の関わり
昔日本では、洗濯に“むくろじ”の果皮や“さいかち”のさや、灰汁などが使われていました。 日本に初めて石鹸(せっけん)が入ってきたのは16世紀。種子島への鉄砲伝来と同じころ、、
このころの石鹸(せっけん)は大変な貴重品で、手にできたのは将軍や大名など限られた人たちだけ、庶民には手の届かない高級品だったみたいです。初めは洗剤というより、下剤などの薬用に使われたことのほうが多かったようですね。
一般庶民が石鹸(せっけん)を使うようになったのは明治以降!国産の石鹸(せっけん)が初めて売り出されたのは1873年、合成洗剤は1951年に家庭用粉末衣料用合成洗剤、1956年に台所用中性洗剤が発売になりました。なので私たちの手元に当たり前に石鹸(せっけん)があるようになったのはここ100年程なのですよ。
★石鹸(せっけん)の製法の種類★
現在主に使われている石鹸製法は、無添加石鹸には一般的な『ケン化法』と、機械を使って短時間で大量生産できる『中和法』の2種類があります。
ケン化法
大量生産の無添加石けんや石けん素地に使用される方法の1つです。
天然油脂と苛性ソーダを合わせ過熱・攪乱させケン化させます。5日間ほどゆっくりとぐらぐら加熱させ、そこから更に熟成させるとグリセリン(保湿成分)が残る肌に優しい石鹸が出来上がります。しかし湿度や温度によって仕上がりが変化するため熟練の経験が不可欠で完成まで全部で1週間もかかるんですよ!
中和法
原料の油脂をあらかじめ脂肪酸とグリセリンに分離して、脂肪酸と苛性ソーダを反応させて中和することで石鹸を作ります。
ケン化法と違い完成まで4~5時間という短時間で石鹸(せっけん)が作れます。
大量生産向きと言えますが、中和法で作られた石けんは、油脂の代わりに脂肪酸を用いるので、グリセリンが含まれていません。様々な化学添加物を添加(防腐剤・色素・香料など)して石鹸(せっけん)の完成品を作ります。
皆さまは自分がどちらの製法で作られた石鹸(せっけん)を使っているか知っていますか?
★無添加とは★
無添加という言葉は今では一般的に浸透しているし、この言葉を知らないという人はいないほど認知されている名称でもあります。 けれど、その逆に無添加とは何をもってそう呼ぶ事ができるのか、その基準を知っているという人は言葉の浸透度と比較して圧倒的な少数派なのです。
最近、「無添加」と書かれた化粧品や洗顔料などが増えてきています。
合成界面活性剤などが入っていても香料や着色料など、何か添加物が1種類入っていないだけで「無添加」と書かれているものが多く有ることを知っていますか?
石鹸(せっけん)や合成洗剤は添加物が1種類入っていないだけでも無添加といえます。なぜなら無添加とは、とある添加物が無いという意味と同義なのです。
例えば着色料が入っていない洗剤「A」があったとして、その一方で、漂白剤が入っていない洗剤「B」があったとします。 これら、「A」と「B」の洗剤はどちらも、「無添加洗剤」になるのです。なぜなら、「A」着色料が「B」は漂白剤が無添加だからです。
そのため無添加と書かれている商品の全てが添加物が入っていないとはイコールで結ばれないのです!この事実をしっかりと把握して使っている人はどのくらい居るのでしょうか?
オススメ!シャボン玉石けん
じつは現在、無添加と表記するにあたって明確なルールや基準というのはまだ設けられていないことを知っていますか?
商品を購入する時に、成分を全て確認する人は非常に稀です。そのため無添加商品といったキャッチフレーズを見ると、つい安心なんだなと思う人も多いはず!ですが、無添加の基準というのは非常に曖昧で緩いルールの上に成り立っています。
「無添加石鹸(せっけん)」というので安心して買ったのに、使った後ヒリヒリして赤くなった・・という声を聴くことがありますが、それは“何が”無添加なのか知らずに商品を買ってしまったからという可能性があります!
しかし、シャボン玉の無添加石けんは「石けん成分(液体は水も含む)以外は何も入っていない」石鹸です。そしてその石鹸成分も、肌への優しさを考えケン化法というこだわりの製法で作られているのです。
グリセリンが残っている為、天然の保湿成分を含んだお肌にやさしい石けんで、お子様やお年寄り、お肌の敏感な方もお使いいただくことができます!
無添加の定義が曖昧な今、信頼できる商品に出会うことはとても難しいです。そんな中シャボン玉シリーズは「天然素材だけを使った昔ながらの石けんは長い歴史の中で、その安全性も効果も証明済みです。だから、無添加石けんにこだわります。」という経営者の考えのもと商品を製造しているため、安心安全な無添加商品を提供することができるのです。シャボン玉シリーズには石鹸の他にもシャンプーやボディソープなども発売されているので無添加にこだわりを持つ方!肌が敏感な方!ぜひ1度お試し下さい!!