健康コラム インフルエンザ
木の葉もすっかり落ちて寒々とした景色になってまいりました。夜も氷点下になり、一層の体調管理が望まれます。体を温め、しっかり食べてよく寝て、寒さに負けない体作りを心掛けましょう。
テレビのニュースで連日インフルエンザについて報道されています。行きかう人もマスク姿の方が多く見受けられます。治るまで1週間はかかり、重症化することもあり、誰もがかかりたくないものです。今回はそんなインフルエンザにスポットを当てていきたいと思います。 インフルエンザとは 冬に流行るインフルエンザは、季節性インフルエンザと呼ばれます。A型、B型、C型とあり、感染性が強く、流行しているのはほとんどがA型です。湿気や紫外線を嫌う為、湿気が低く紫外線の弱い冬に流行します。風邪はゆっくりとその症状が進むのに対し、インフルエンザは急激に進行します。鼻水や咳などの症状に加え、38℃~40℃の発熱や、関節痛・筋肉痛・倦怠感などの激しい全身症状が出ます。通常1週間程度で治りますが、子供や高齢者、妊婦の方などは重症化することがあります。
発症したら…
「何か変だな」と思ったらすぐにお医者さんに掛かってください。(48時間以内に受診してください。それ以降になると体内のウイルスが減り始める為、確実な診断ができなくなります)お子様で手足が突っ張るなどのけいれん症状、ぼんやりして呼びかけに答えない、眠ってばかりいるなどの意識障害の症状、元気がなく、ぐったりしていたらすぐにお医者さんに連れて行って下さい。 お医者さんから抗ウイルス薬(タミフルなど)が処方されます。通常ウイルスは一週間程度体内にいます。熱が下がって症状が軽快しても、他人にうつさないために、お医者さんが処方した薬は必ず飲みきるようにしてください。咳などから出る飛沫や粘液から感染する為、マスクを必ずしてください。
インフルエンザ対策
インフルエンザの原因、ウイルスを持ち込まないためにはまず、手洗いやうがい・マスク着用をしましょう。ウイルスは人の粘液、咳などの飛沫の中にいます。患者の咳の空気中の飛沫を吸いこみ、また粘液のついた吊革や手すりについたものから経口感染します。マスクを正しく着用することにより、また石鹸で十分に手を洗い流すことにより防ぐ事は可能です。のどに付いたウイルスは、約20分で体内に入ります。そうならない為に、まめなうがいも有効です。 環境面では、ウイルスが苦手な室内の加湿(50~60%)が有効です。また人ごみを避ける事も重要です。 また、体調を管理し、かからないよう努めましょう。人は免疫力が低下すると、あらゆる病気にかかりやすくなります。流行している時期は特に、十分に休息・栄養を摂りましょう。サプリメントでは、ビタミンA・B・C・D・Eやたんぱく質、亜鉛や植物の色素成分ファイトケミカルを積極的に摂りましょう。
冬の必需家電「加湿器」
空気が乾燥しやすい冬は、加湿器を使ってお部屋の湿度を50%~60%に調整し、ウイルスに感染しにくい環境をつくりましょう。