遮光カーテンの選びかた

遮光カーテンは文字通り、光を遮る(さえぎる)カーテンになり、外からの光を遮断し、部屋を暗くするカーテンの事を遮光カーテンと呼びます。 どんなカーテンでも、何も遮っていない状態と比べれば、少なからず光を遮ることになりますが、その光を遮る度合いがより強いものが「遮光カーテン」となります。

カーテンには、様々な機能がありますが、その中でも最も必要性が感じられる機能の一つが遮光となり人気なのです。 寝室や西日がきつい部屋ではもちろん、部屋全部を遮光カーテンを選ばれるお客様もいらっしゃいます。
用途、人気がある分、種類も多種多様、当店の売場でも品揃えは豊富です。

種類が豊富だから、なかなか選べないというお客様も多く、プロの販売がいる当店だから、遮光機能やその選び方までわかりやすく解説し、お客様に最適な暮らしをご提案いたします。

遮光カーテンの選び方

遮光カーテンにはお部屋を暗くする以外にも、様々な特徴がありますので紹介します。

睡眠の質UP

ここ数年、睡眠の質への注目が高くなっており、ベッド、布団や枕、就寝時の服装、寝スマホをしないなど、 様々な観点から睡眠の質を上げるに工夫される方が増えております。 その為に遮光カーテンで街頭の光や朝日の光を遮り、 寝室の明るさをコントロールできる重要なアイテムです。 しっかり睡眠をとって清々しい翌朝をむかえたい場合は、遮光カーテンは必須です。


インテリアの日焼け防止

日差しを遮るので、家具や床・カーペットの日焼け・色あせ防止効果があります。特に西日の強い部屋などでおススメです。


プライバシー保護・防犯対策

外からの光を遮ると同時に、部屋の中の光を外に漏らさず、夜間に室内の様子(人の影など)が外から見えないので、プライバシーを守る効果があります。マンションやアパートなどの低層階のお部屋などにおススメです。


冷暖房効率UP

遮光カーテンは、通常のカーテンに比べ、生地が厚めに作られている事が多く、光を遮ると同時に、熱を遮断する効果も高くなります。そのため、夏は外からの熱気の侵入を防ぎ、冬は室内の暖気が逃げることを防ぐなど、地味に冷暖房効率に優れたアイテムなのです。


遮光カーテンの等級(レベル)は?どれを選ぶべき?


「遮光カーテン」といっても、遮光の度合い(レベル)は様々です。


基準に沿って「遮光率」を計測し、等級のランク付けされている商品がほとんどです。なので、お店によって基準が異なることはほぼないです。


上記の図の通り、「遮光カーテン」は、遮光の度合いによって、3つのレベルに分かれます。


遮光3級(遮光率99.40%以上)を下回る遮光率のカーテンは、「遮光機能なし=非遮光カーテン」に分類されます。


ここで注意していただきたいポイントは遮光カーテン(遮光率99.○○%)といっても、“真っ暗”になるわけでないことです。


遮光1級であれば、“人の顔が認識できないレベル”にまで暗くなりますが、“人の顔はわかるが事務作業には暗いレベル”の遮光3級まで、遮光カーテンの遮光度合いは幅広くあります。等級の選び方は、「どのレベルの遮光度合い」が必要なのか次第です。


例えば、寝室で「外の明るさをまったく感じないようにしたい」という場合には遮光1級が必要ですが、「朝、外の明るさをほんのりと感じながら自然に起きられるようにしたい」という方には、遮光2~3級程度がちょうど良いでしょう。


また、遮光1級に限定するよりも、遮光2,3級まで選択肢を広げたほうが、カーテンの色柄のバリエーションは増えるので、お好みのカーテンが見つかる可能性が高まります。後ほど説明しますが、遮光性と色・生地の種類には関係性があるので、遮光1級に限定すると、どうしても選べる選択肢が狭くなってしまいます。


遮光1級よりも暗い?完全遮光って?

遮光率100%の「完全遮光」というカーテンも販売されています。

日本インテリアファブリックス協会(NIF)の基準では、遮光率100%も「遮光1級」に該当するため、カーテンショップや通販サイトによっては、「遮光1級」として販売している場合もあれば、「完全遮光」のほかに、「超遮光」などの名称でうたわれている場合もあります。

遮光率100%のカーテンは、カーテン生地の裏を、特殊な樹脂でコーティングしたり、黒いフィルムを張り付ける加工を施している場合がほとんどです。遮光1級に比べても、選べる色柄は極端に少なくなるので要注意です。また、特殊な加工により、生地が重くなったり、ごわごわしたりするなどのデメリットもありますので、気になる方は、サンプルを取り寄せたり、実際に店舗で確認することをお勧めします。
色柄の種類が少なくなったり、生地の質感や重量が変わってしまったりするので、どうしても完全に真っ暗にしなければいけない事情がない限り、完全遮光に限定せず、遮光1級も含めて検討されることをお勧めします。
遮光性と色・生地の関係性

遮光性とカーテンの色には深い関係があります。下の画像は、全て同じ生地(グレーンバック)の色違いですが、遮光1,2,3級と色によって、等級が変わります。基本的に、ブラック・ネイビーなどの暗めの色は遮光度合いが高くなり、ホワイト・アイボリーなどの明るめの色は遮光度合いが低くなります。

遮光機能と、その他の機能性についての関係について説明します。

まず大前提として、「遮光」はドレープカーテン(厚地カーテン)の機能なのに対して、「遮熱」「UVカット」などは、レースカーテンの機能としてうたわれるケースがほとんどです。遮光性と同様に、正式な試験で一定基準をクリアしたカーテンのみがこれらの機能性をうたうことが可能になります。

遮熱・UVカット・・・ほかの機能との関係性は?

遮光機能と、その他の機能性についての関係について説明します。

まず大前提として、「遮光」はドレープカーテン(厚地カーテン)の機能なのに対して、「遮熱」「UVカット」などは、レースカーテンの機能としてうたわれるケースがほとんどです。遮光性と同様に、正式な試験で一定基準をクリアしたカーテンのみがこれらの機能性をうたうことが可能になります。

ですが、ドレープカーテンにそれらの機能がないわけではありません。通常のドレープカーテンに比べて、光を遮る効果のある遮光カーテンは、遮熱機能は高くなりますし、同時に紫外線も防ぐことになります。ドレープカーテンにおいて、これらの効果を試験で測ることは稀ですが、遮光性があれば、遮熱・UVカット効果も高いと考えて問題ありません。さらに、生地が厚い遮光カーテンであれば、防音効果も、通常カーテンに比べて期待できます。

特に、特殊加工を施した「完全遮光」カーテンは、防音効果が非常に高くなりますので、部屋の外の音が気になる方や、逆に、家の中の音を外に漏らしたくない方にはおススメです。

裏地・カーテンボックスなど遮光性を高める工夫

ここまで、生地の遮光性について説明してきましたが、生地の遮光機能以外で、遮光性を高めることもできます。

「カーテンボックスをつける」「窓サイズに対して、長めのカーテンレールを取り付ける」などの工夫もありますが、今回は縫製オプションを3つ紹介します。

  裏地縫製

カーテン生地の裏に、もう一枚生地を縫い付ける縫製です。裏地として遮光性のある生地を選べば、表地が非遮光生地でも遮光カーテンにすることができます。非遮光生地で気に入った色柄が見つかった場合には裏地縫製をご検討ください。


  リターン縫製

厚地カーテンの両端を9cm程度長く縫製し、端のフックをレース用のレールにかけられるようにする縫製です。左右の端からの光漏れを防ぐことが出来ます。


  2倍ヒダ縫製

オーダーカーテンの場合、2倍ヒダ縫製にすることで、遮光性を高めることが可能です。1.5倍ヒダ縫製に比べて、生地の使用量が多くなり、ゆったりとしたドレープになるため、結果的に遮光性が高まります。オーダーカーテンならではの高級感も出るのでお勧めです。




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